六浦駅(むつうらえき)は、神奈川県横浜市金沢区六浦五丁目にある、京浜急行電鉄逗子線の駅。横浜市で最も南に位置する駅である。駅番号はKK51

歴史

  • 1943年(昭和18年)2月15日 - 東京急行電鉄(大東急)の海軍関係者専用駅として、六浦荘仮駅の名称で現在地より500m逗子寄りに開設。
  • 1948年(昭和23年)6月1日 - 京浜急行電鉄の駅となる。
  • 1949年(昭和24年)3月1日 - 六浦駅として現在地に移転開業。当時は地上駅だった。
  • 1970年(昭和45年)7月 - 橋上化工事完成に伴い、橋上駅舎供用開始。
  • 1999年(平成11年)7月31日 - 白紙ダイヤ改正により、京急蒲田 - 新逗子間の急行を廃止。
  • 2010年(平成22年)5月16日 - ダイヤ改正により新設されたエアポート急行の停車駅となる。
  • 2011年(平成23年)10月 - 駅前後に移線器を設置し狭軌車両走行位置を変更。ホーム拡張。

駅構造

有効長8両編成分の相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホームとコンコースの間には車椅子利用に対応したエスカレーターとエレベーターがそれぞれ上下1基ずつ設置されている。神武寺寄りに橋上駅舎を有し、線路の北側に西口、南側に東口が設けられており、それぞれの出口とコンコースの間を連絡するエレベーター(各1基)が設置されている。

有人駅で、自動改札機・自動券売機(2台)・自動精算機が設置されている。改札内にトイレがあり、オストメイトに対応した多機能トイレもある。

上り線は総合車両製作所横浜事業所から東日本旅客鉄道(JR東日本)横須賀線逗子駅までの回送列車を通すため、1435mmと1067mmのゲージがある三線軌条となっている。

以前は、三線軌条の共通レールがホーム寄りの側であったため(ホームの写真も参照)、内側の1067mmゲージの中央がホームに寄っており、そちらを通過する回送列車の車両がホームに接触しないよう、上り線ホームは線路から通常より大きく離れていた。そのため、1435mmゲージ側を走る京急の営業電車では、停車車両とホームの間に27cmもの隙間が生じ危険であり、下りホームの下に上りホームで列車を待つ乗客に対する注意喚起表示が設置され、列車内でも車掌が注意喚起を行っていた。その後、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)にも抵触する恐れがある事から、2011年10月に、当駅の前後に移線器を設置し、共通レールをホームと反対側にする線路工事が行われた。同時にホーム改良工事により隙間は8cmに縮められ、乗降時の危険は解消された。

のりば

利用状況

横浜市統計書によると2022年度の1日平均乗降人員は13,680人(乗車人員:6,893人、降車人員:6,787人)である。

2021年度の1日平均乗降人員は12,908人であり、京急線全72駅中45位。

近年の1日平均乗降人員と乗車人員の推移は下表の通り。

駅周辺

周囲には住宅地が広がる。駅周辺は道路幅員が狭く、タクシー乗り場も設置されていない。駅の西側で逗子線は横浜横須賀道路の高架をくぐっている。

  • 六浦駅前郵便局
  • 横浜市金沢消防署六浦出張所
  • ヨークフーズ 六浦店
  • 光傳寺 - 徒歩20分

バス路線

東口の六浦南公園前に設置されている「六浦駅」が最寄りバス停である。全路線京浜急行バスによる運行。発着する路線の詳細は、京浜急行バス追浜営業所を参照。

六浦駅
  • 六1 - 六浦駅循環
  • 六2 - エステシティ3号棟行
  • 六4 - 六浦南五丁目行

隣の駅

京浜急行電鉄
逗子線
■特急・■急行・■普通
金沢八景駅 (KK50) - 六浦駅 (KK51) - 神武寺駅 (KK52)

脚注

注釈

出典

京浜急行電鉄の1日平均利用客数
神奈川県県勢要覧

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧
  • 六浦 (曖昧さ回避)

外部リンク

  • 六浦駅(各駅情報) - 京浜急行電鉄

京急逗子線六浦駅付近移線工事 Togetter [トゥギャッター]

六浦駅

終点の風景

総合車両製作所横浜事業所専用鉄道(逗子駅)

製品紹介 六浦工業株式会社