津田 勝良(つだ かつよし/かつなが)は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将。織田信長の孫。史料で確認できる実名は、津田源三郎為直。
略歴
織田勝長の子として誕生。父が戦死すると、叔父の織田信雄に仕えた。
信雄が関ヶ原で西軍に属して所領を没収されると、寺沢広高に仕えて、筑前国怡土郡吉井村・肥前国松浦郡星賀村内400石を与えられたが、慶長7年(1602年)加賀藩に仕官して300石。翌年には300石を加増され、600石を知行した。
大坂の陣では前田利常の馬廻として参陣し、首級を一つ挙げたという。
元和2年(1616年)に死去。長男の源三郎長政が相続した。次男の長次郎は寛永2年(1625年)に新知で500石を与えられたが、嗣子無く断絶。
子孫は金沢藩士として続いた。
脚注
参考文献
- 『石川県史資料 近世篇(10) 諸士系譜(三)』(石川県史調査委員会、2010年)




