百代寺(ひゃくだいじ)は、兵庫県加西市繁昌町にある高野山真言宗の寺院。山号は大行山。本尊は薬師如来。加西西国三十三箇所観音霊場20番札所。
歴史
830年(天長7年)の創建。空海によって開基され、本尊の薬師如来は空海が伊予国の巨岩を一刀三礼して作った。本堂のほかにも多宝塔・観音堂・鐘楼堂・五大尊堂・御影堂がある。
平安時代には村上天皇の勅願寺となったが、1540年(天文9年)に織田信長の兵火で本堂など焼失。1659年(万治2年)に再建。
またかつては906年(延喜6年)に隆全阿闍梨が鎮守社として祀った天満宮があり、明治維新までは百代寺が乎疑原神社と他9社の別当を務めた。
交通
- 中国自動車道「加西インターチェンジ」より車で約10分。
- 北条鉄道北条線「法華口駅」より車で約10分。
脚注




