ブライアン・クリスタンテ

ブライアン・クリスタンテ（Bryan Cristante, 1995年3月3日-）は、イタリアのサン・ヴィート・アル・タリアメント出身のサッカー選手。イタリア代表。セリエA・ASローマ所属。ポジションはミッドフィールダー。

父親はカナダ出身で、ブライアン自身も同国のパスポートを保持している。

クラブ経歴

地元のアマチュアクラブを経て、2009年にACミランの下部組織に加入。2011年12月、UEFAチャンピオンズリーグのFCヴィクトリア・プルゼニ戦に途中出場してプロデビューを果たした、16歳278日でのUEFAチャンピオンズリーグ出場はクラブ史上最年少だった。

2014年9月1日、5年契約でベンフィカへ移籍した。しかしベンフィカでは1年半で公式戦20試合の出場に終わった。2016年1月にUSチッタ・ディ・パレルモへ買取オプション付きレンタルで移籍しセリエA復帰を果たしたものの、パレルモでも4試合の出場に留まり買取条項は行使されなかった。その後2016年6月29日にセリエA昇格組のデルフィーノ・ペスカーラ1936へ買取オプション付きのレンタルで移籍し、セリエAで16試合に出場。2017年1月27日にはアタランタBCへ再び買取オプション付きのレンタル移籍を果たした。

2018年6月8日、ASローマにレンタル移籍することが発表された。レンタル料500万ユーロに加え、1500万ユーロでの買取義務付きでのレンタルとなる。2018-19シーズン途中の2019年2月28日、ローマがクリスタンテの買取オプションを行使し、公式の声明によると移籍金は合計約3000万ユーロ (約38億円)である。

代表経歴

U-16を皮切りにイタリアの各世代別代表に選出されている。

2017年10月6日、2018 FIFAワールドカップ・予選の北マケドニア代表戦にて、後半からの途中出場でイタリア代表デビューを果たした。2018 FIFAワールドカップに臨むイタリア代表からは落選したが、続くメジャー大会であるUEFA EURO 2020では登録メンバーに選出された。本大会ではイングランド代表との決勝を含む全7試合中6試合に全て途中出場で出場機会を掴み、決勝の舞台では54分にニコロ・バレッラとの途中交代でピッチに入り、PK戦にまでもつれ込んだ試合を制して大会優勝を経験した。