華麗なるギャツビー』(The Great Gatsby)は1974年制作のアメリカ合衆国の映画。F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』の映画化作品。第47回アカデミー賞で衣裳デザイン賞、編曲賞を受賞した。

あらすじ

ニューヨークの郊外、ロングアイランドのウェストエッグにあるその大邸宅では毎夜、豪華絢爛な饗宴が繰り広げられていた。近隣から、ニューヨークから着飾った大勢の男女が訪れ、軽快な音楽に合せてダンスを踊り、シャンペンが何本も抜かれ、何人ものコックが大量のご馳走を作り、給仕達が忙しく、大広間、芝生の庭、プールの回りを駆け回っていた。ニック・キャラウエイはある夜その喧騒が静まった静寂の中、じっと佇み、海の向こうの緑色のランプを見つめる男を見かける。その男はギャツビー、かつての恋人デイジーに再会するために盛大なパーティを毎夜繰り返していた。

数年前、大富豪の娘であるデイジーと軍人のギャツビーは愛し合うようになるが、ギャツビーは戦場に行き、帰ってきても無一文の貧乏青年。デイジーはギャツビーをあきらめ、大金持ちのトム・ブキャナンと結婚してしまう。1920年代の繁栄するアメリカの中でギャツビーは成功を収め巨万の富を得て、デイジーの愛を取り戻そうとする。

ギャツビーはニック・キャラウエイの手助けによりデイジーとの再会を果たす。夫への愛が冷めていたデイジーも過去の愛を思い起こしていく。デイジーの愛を再度得たギャツビーはトムと別れることを望むが、デイジーは決心がつかず、ギャツビーとトムの口論に取り乱し、部屋を飛び出す。後を追うギャツビー。その帰り道に事故が起きる。愛のため自分を犠牲にすることを厭わないギャツビーだったが、悲劇は事故だけでは終わらず、思わぬ方向へと展開していく。果たしてギャツビーの思いは遂げられるのだろうか。

キャスト

出典

参考文献

  • 杉野健太郎「アダプテーションをめぐるポリティクス ― 『華麗なるギャツビー』の物語学」、『交錯する映画 ― アニメ・映画・文学』、映画学叢書(加藤幹郎監修、杉野健太郎編、ミネルヴァ書房、2013年3月)所収。

外部リンク

  • 華麗なるギャツビー - allcinema
  • 華麗なるギャツビー - KINENOTE
  • The Great Gatsby - オールムービー(英語)
  • The Great Gatsby - IMDb(英語)

華麗なるギャツビー(1974) 作品情報

[字幕版]映画『華麗なるギャツビー』予告編2【HD】 2013年6月14日公開 YouTube

「華麗なるギャッツビー」 写真素材・ストックフォトのアフロ

映画チラシサイト:華麗なるギャツビー

映画『華麗なるギャツビー』TVCM(ストーリー編)【HD】 2013年6月14日公開 YouTube